「バイオクラスターについて」

日本では、産官学が連携し、産業クラスターを形成する事により、イノベーションを活性化して経済成長する事を模索しています。

産業クラスターは、
① 単一企業や財閥企業のような企業集団では各自の経営資源の保有量に限界があること
② イノベーションには多彩な分野の技術が必要となること から出現したと考えられます。
単一企業ではない事から、政府は産業育成に有利な政策を打ち出しやすいのが特徴です。

産業クラスターというのは、単に企業・政府・大学などの物理的な距離を短くして、一地
域にまとめ、相互に連絡をとりあうだけでは意味はありません。
例えると、各臓器を自由に増減可能とした人体と言うべき構造にする必要があります。
つまり、一つの目標(最終材の販売)のために必要となる各パーツ(本部・会社・大学の
研究室)を揃えて協調して働かせるという事です。

今回のバイオクラスターでの製品開発から販売までのプロセスを簡単にまとめると、
① 創薬シーズや機器・検査試薬の開発
(動物実験や侵襲のない臨床試験など)
② 特許の取得
③ 規模の大きな製薬企業との交渉
④ 臨床治験
⑤ 大企業の販売網を用いた世界販売
以上の順番になります。

科学の進歩に伴い、創薬の販売まで複雑なステップが必要となりますので、講習会、外注
可能な各専門家・代理交渉人・企業、各段階でのアドバイザーが必要です。
目標としては、大学で良いシーズを見つけた研究者が、全て外注して、ベルトコンベヤー
に乗っているかのように新薬の特許を取得し、企業へ売却できるイメージでしょう。

必要な設備としては、本部・開発部門(大学・研究室・動物実験室・ベンチャー企業)、
外注先企業(特許・企業交渉・動物実験・臨床治験)・医療機関や大企業との接点 です。

最も重要な役割を持つ本部には、
① 開発現場で生じた問題解決や必要な整備をするための政策提案
② 産業クラスターの中に新しいビジネスチャンスを作り、企業とのカップリングを速やかに
行うために、全体の技術状況の把握
③ 特許取得から売却までのアドバイス
(どんなデータが必要でどこまで出すべきかなど)
④ 新規ビジネスにつながりそうな学者・研究・企業の探索・誘致
⑤ クラスター内の人材交流会
⑥ ビジネスカップリングを速やかに行うための企業ニーズの把握
などの機能が必要です。

本部の機能の目標の一つとして、新規のシーズの実験データを見たら、特許を取得し、ど
この企業へ売却すべきかを理解でき、何をしたら良いかを研究者・ベンチャー企業に指導できる事でしょう。

また、クラスターの各パーツ、特に研究部門や本部は、心理的な距離をなくすため、物理
的な距離は限界まで短くし、オープンな雰囲気にする必要があります。郊外でも高層ビルになります。



上記の内容は、「再生医療JAPAN 2016」に参加した際に考案したものです。

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プロフィール

服部 泰輔

Author:服部 泰輔
初めまして。服部 泰輔と申します。
本研究所は、日本の社会問題の 解決策を提案する政策研究所です。

本拠地は、愛知・岐阜になります

現在の日本では、高齢者向けの福祉を中心に拡充しつづけた結果、
教育・家族・労働者向けの予算は先進国の最低水準となっています。
また、大学の予算(科学研究予算)も減額が続いています。

これは、将来への投資を限界まで切り詰め、高齢者福祉に充てている末期的な状態と言えるでしょう。

さすがに、
この状況を放置しつづけると、
日本は破綻してしまいます。

将来的には、政党を立ち上げ、専門家・学識者で構成された政党を作りたいと考えています。

ですが、最終目的は社会の修復ですので、手段にはあまりこだわらずに状況に応じて柔軟に考えていきます。

気が向いたら、ご協力いただければ幸いです。

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