「廃棄物資源循環学会 2016年秋」

廃棄物資源循環学会 2016年秋 に参加した際の考察です。

化石燃料・金属等の資源は有限であり、持続可能な社会を作るためには、資源循環が必要です。

これまでの歴史を振り返ると、
① 中世に、川などへのゴミ投棄が問題化。
② ゴミ投棄の解決のため、ゴミ集配が出現。
③ 明治初期の京都では、集めたゴミ(主として有機物)を利用した再資源化が始まる。
④ 産業発展によりゴミは増加。公衆衛生も考慮し、焼却炉の導入。
⑤ 昭和になり、さらにゴミは増加。
焼却炉からの毒性物質(ダイオキシンなど)と処分場の確保が問題化。
⑥ 焼却炉の技術開発により、毒性物質の排出量の顕著な減少。
(その後、ゴミ火力発電の進歩)
⑧ 循環型社会の理念推進(3R)
リサイクル・リユース・リデュース バイオマス発電などの出現
以上の経過となっています。

今回の学会を通じて判明した事は、
日本には、一般・産業廃棄物の観点ではなく、物質的な側面を重視した広域市町村をカバーする大規模ゴミ処理施設が必要であるという事です。
(京都大学 高岡昌輝 先生の話 参照)

本学会で、海面最終処分場であるフェニックス事業を見学しました。

廃棄物はリサイクルなどの努力をしても最終廃棄物はゼロにはならないため、最終埋立地
が必要です。しかし、処分場建設には住民の反対も多いです。その為に、最終廃棄物処分と埋立地造成を兼ねて、海面処分場が建設されました。
現在は、2府4県の最終廃棄物処分場として利用されています。

海上埋立地の造成方法は下記の通りです。
① 海上にコンクリートで外枠を作り、外海と内海を分断する。
② 内海の部分に環境水準を満たす最終廃棄物などを投入する。
③ 内海の水位が上昇するため、海水を汲み上げて、浄化後に外海に排出する。
④ 最終的には埋立地となる。

問題点としては、下記の通りです。
① 衛生面の安全性
② 地盤の安定性
③ 台風や地震の大規模災害時や長期間経過時のコンクリートの破損による外海への廃棄物の
流出の懸念

衛生面の安全性については、市町村からの搬出時と埋立地への搬入時とダブルチェックさ
れており、内海の水質も有害物質の濃度は高くなく、排水の水質も環境基準より厳格に管理しているとの事です。建築後の周囲への海洋汚染については、この方法は海外では行われていないため、長期データは不足しており、継続的なモニタリングが必要です。
また、埋立地を見ると雑草が生えているため、最終廃棄物は、死灰ではなく、長期間経過
すると、土に近くなるのでしょう。
(埋立地の土で動植物・昆虫が育つかどうかはチェックした方が良いでしょう。また、最
終処分場のイメージ改善になります。)
後は、模型を用いて、コンクリートが倒壊したと仮定した場合の水質汚染のシミュレーシ
ョンが必要です。

以上を総合すると、長期的な環境データは不足しているものの有益な方法であると考えら
れます。
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プロフィール

服部 泰輔

Author:服部 泰輔
初めまして。服部 泰輔と申します。
本研究所は、日本の社会問題の 解決策を提案する政策研究所です。

本拠地は、愛知・岐阜になります

現在の日本では、高齢者向けの福祉を中心に拡充しつづけた結果、
教育・家族・労働者向けの予算は先進国の最低水準となっています。
また、大学の予算(科学研究予算)も減額が続いています。

これは、将来への投資を限界まで切り詰め、高齢者福祉に充てている末期的な状態と言えるでしょう。

さすがに、
この状況を放置しつづけると、
日本は破綻してしまいます。

将来的には、政党を立ち上げ、専門家・学識者で構成された政党を作りたいと考えています。

ですが、最終目的は社会の修復ですので、手段にはあまりこだわらずに状況に応じて柔軟に考えていきます。

気が向いたら、ご協力いただければ幸いです。

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