「日本経済学会 2016年 秋」
日本経済学会 2016年 秋期大会に参加したときの考察です。
今回の発表内容から経済学の研究方法を推定すると、
① 一般理論から出発して仮定条件下の理想モデルとして、数式を組み立て論じる方法
(例・需要と供給曲線の関係)
② 現実のデータを採取し、因果関係を統計学的に検索する手法
の2通りがあるようです。
いずれの方法でも現実世界におけるバイアスの排除が難しく、導き出した数式に実際のデ ータを入れると合致しない事が多々あるのだと思われます。
そして、上記をふまえ、マクロ経済学の進歩の過程を考察すると、下記の通りとなります 。
① 合理的期待モデル
② 完全市場モデル ・ 無限世代モデル
③ 不完全市場モデル・世代重複モデル
④ ミクロショック + マクロショック
この過程の背景にある事としては、
マクロ経済がミクロ経済の相加である事、
現実に近いモデルを用いた方が制度が高まる事、変数を増やす事があり、
数式の予測精度を高めてきたと思われます。
実務家は、マクロ経済指標の将来推計を見る場合には、どのような変数を組み入れて計算 しているのかによって、結果が大きく変わる事に留意すべきでしょう。
マクロ経済学による将来推計は、現状を維持した場合の将来推計や単一因子の影響を計測 するには向いてそうですが、大きく政策変更した場合の未来を予想する事は難しいと思わ れます。
今回の発表内容から経済学の研究方法を推定すると、
① 一般理論から出発して仮定条件下の理想モデルとして、数式を組み立て論じる方法
(例・需要と供給曲線の関係)
② 現実のデータを採取し、因果関係を統計学的に検索する手法
の2通りがあるようです。
いずれの方法でも現実世界におけるバイアスの排除が難しく、導き出した数式に実際のデ
そして、上記をふまえ、マクロ経済学の進歩の過程を考察すると、下記の通りとなります
① 合理的期待モデル
② 完全市場モデル ・ 無限世代モデル
③ 不完全市場モデル・世代重複モデル
④ ミクロショック + マクロショック
この過程の背景にある事としては、
マクロ経済がミクロ経済の相加である事、
現実に近いモデルを用いた方が制度が高まる事、変数を増やす事があり、
数式の予測精度を高めてきたと思われます。
実務家は、マクロ経済指標の将来推計を見る場合には、どのような変数を組み入れて計算
マクロ経済学による将来推計は、現状を維持した場合の将来推計や単一因子の影響を計測